ひきこもり無職を犯罪者扱いするマスコミに怒る

ひきこもりと日本社会

ひきこもり無職を犯罪者扱いするマスコミは異常です。

そもそも統計やデータ的にも実際のひきこもり無職は普通の社会人よりもずっと平和で人畜無害な存在です。

8050問題などについて取り上げる昼のテレビのワイドショーをたまたま見てしまい、その偏向報道に強い怒りを感じるのはひきこもりあるあるです。

実際のひきこもり無職は普通の社会人よりも平和な人種

ひきこもりによる凶悪犯罪などの報道ばかりを繰り返すマスコミによって、日本では「ひきこもり=犯罪者予備軍」という偏見が広がってしまっています。

しかし、実際のひきこもりは誰にも迷惑をかけずに家の中にこもってひっそりと暮らしていますので、犯罪者予備軍とは真逆の平和な存在です。

これを裏付けるように統計的にも以下の記事にある通り、殺人事件の犯人に占めるひきこもりの割合はたった0.2%です。

ひきこもりに関して著名な筑波大学医学医療系社会精神保健学教授の斎藤環先生も、2019年7月9日号の『婦人公論』で、登戸の事件と元農林水産省事務次官の事件を念頭に、ひきこもりと犯罪の関係について次のように語っていらっしゃいます──。

「私が今回のことで強調したいのは、家庭内暴力の延長線上に、通り魔的な暴力があるわけではない、ということです。この2つは方向性がまったく違う。現在のひきこもり人口は、100万人規模に達しているという内閣府の統計があります。しかし、それだけ当事者がいながら、明らかにひきこもりの人が関わったという犯罪は数件しかない。とくに無差別殺人のような重大犯罪は今まで見たことがありません」

斎藤先生は最後に、「ひきこもりは決して犯罪率の高い集団ではない」と言い切っているのです。

しかし、斎藤先生のお話以上に説得力のあったのが、東京新聞の2019年6月6日の「こちら特報部」の記事です。「こちら特報部」では共同通信の記事データベースに当たり、殺人・殺人未遂の容疑者・被告で、ひきこもりと報じられたケースが何件あるかを調べました。その結果、1999年から2019年までの20年間で43件あり、これを年平均にすると約2件だったのです。

ひきこもっている人間が起こした殺人の年平均2件という数字は、過去5年間の900件前後という全体件数のわずか0.2%でしかないことを東京新聞は証明してみせたのです。ひきこもりの人間が起こした殺人事件は全体のわずか0.2%──。ひきこもりが犯罪者予備軍ではないことを示す決定的な数字です。

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【2020年3月8日11時15分追記】初出時、サブタイトルと本文でひきこもっている人が起こした殺人の割合の数字について誤りがありましたので修正しました。自己肯定感があまり持てなかったり、就活でつまずいたり、解…

以下の内閣府のデータによると、40歳~64歳の中高年のひきこもりは61.3万人と推計され、これは日本全体での40歳~64歳の人口の1.45%を占めています。

特集2 長期化するひきこもりの実態|令和元年版子供・若者白書(概要版) - 内閣府
子供・若者育成支援の施策を掲載。

全体の1.45%を占める人数がいながら殺人犯のたった0.2%しか占めていない。

つまりひきこもりは犯罪者予備軍どころか、実際は普通の社会人よりも遙かに大人しく平和的な存在なのです。

まるで犯罪者予備軍のような偏見で見られるひきこもり無職

このように実際のひきこもり無職は普通の社会人よりも平和で人畜無害な存在です。

それにも関わらずまるで犯罪者予備軍のような偏見で見られますます社会の片隅に押し込まれてしまっているのが、日本のひきこもり無職の現状です。

特に都市部以上に地方の田舎ほど無職やひきこもりニートに対する風当たりは強く、まるで地域の住民からずっと監視されているかのような息苦しさを感じがちです。

田舎のひきこもり無職ニートは近所の監視の目がつらい
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村社会の働かざる者食うべからずの掟を今も引きずる日本人

では実際は平和で人畜無害な存在のひきこもり無職は、なぜこのように犯罪者同然の不当な扱いをされているのでしょうか?

それは古代から稲作文化と共に発展してきた日本社会の成り立ちから説明できます。

ご存じのように日本人は農耕民族であり、弥生時代や平安時代などの古代から稲作文化と共に村社会を発展させて来ました。

そしてこの農耕民族の村社会を飢餓に陥ることなく維持するための最重要ルールが「働かざる者食うべからず」の掟だったのです。

無職やニートを「穀潰し」などと呼ぶのもまさに稲作文化の名残であり、読んで字のごとく働かずに米などの穀物を食べるばかりの人間を揶揄した言葉です。

日本の昔話や民話には怠け者が罰を受けるストーリーがやたらと多いのも、日本が古代から農耕民族の村社会だったからです。稲作を行う村社会では田植えなどの労働を怠けることは犯罪にも等しい悪行だったのです。

一方で以下のデータにあるように現在の日本で農業就業人口は260万人程度。農業に従事する日本人は全体のたった2%程度しかいません。

ご指定のページは見つかりませんでした。:農林水産省

しかし、同調圧力や村八分など稲作文化の村社会な体質だけは、現代になっても濃く残っているのが日本という国なのです。

ひきこもり無職が時代錯誤的な偏見に怒るのは当たり前

このようにひきこもり無職を犯罪者予備軍扱いする世間の風潮は、近代化以前の村社会の掟をひきずっている時代錯誤の偏見によるものです。

農業人口がたった2%程度の現代日本でそんなカビの生えたような古臭い偏見を押し付けられては、ひきこもり無職が怒るのも当たり前です。

この点に関してはマスコミや世間よりもひきこもり無職の言い分の方が絶対に正しいのです。

家族と良好な関係を維持するためには穀潰しは卒業するべき

とはいえです。家族と良好な関係を築くためにはやはり穀潰しは卒業するべきです。

ひきこもり無職を犯罪者扱いするマスコミや世間はおかしいですが、世間などを無視したとしても無職やひっこもりニートは家庭内で非常に肩身が狭いですし、精神衛生的にも決して健康的な状態ではありません。

成人後も実家暮らしをするのであれば、親との良好な関係を維持するために月5万円程度は家にお金を入れたいところです。結局その方が周囲に気兼ねなく楽に生きられるようになり、人生の幸福度は上がるからです。

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