勤勉と成長は悪!世界的資源不足の現代は思考の転換が必要

ひきこもりとセミリタイア

世界的な資源不足の現代では勤勉と成長は悪であり間接的な殺人にも等しい非道行為です!

あなたが人間として当たり前の正義感や慈悲心を持っているのであれば、今すぐに勤勉の習慣や成長の意欲を破棄して必要最低限しか働かない無職ニートのようなライフスタイルに切り替えるべきです!

未開の地球資源が無尽蔵にあった近代までは勤勉と成長は美徳でしたが、地球資源の枯渇が進む現代では勤勉はむしろ人類を破滅させる罪です。

人類の消費と経済活動が地球の資源の限界に達しつつあることで、農耕時代や工業社会における旧来の道徳的価値観とは真逆の根本的な思考の転換が必要な時代になったのです。

増えすぎた人類の勤勉な労働によって枯渇していく地球資源

漁業などの水産資源の枯渇は勤勉の害悪の好例です。

もしも日本の漁師が全員私のような怠け者だったり無職ニートだったら日本近海のニシンが枯渇することはありませんでした。

ニシン枯渇から学ばぬ日本の漁業
獲れなくなった魚の代表例として思い浮かぶニシン。かつて多くのニシン長者を産んだが、現在の漁獲量は往時の1%にも満たない。枯渇の背景には、質より量を追い求め、規制を設けずに漁を続けたことがある。それは今も変わらない。

近代以前に比べて爆発的に人口の増加しすぎた現代において、漁業従事者が仕事に対して勤勉であることは地球規模で考えれば乱獲行為でしかなく、それは漁獲量を枯渇させる悪影響しかもたらしません。

世界人口の推移グラフ(日本語)
世界人口の推移グラフ

そして乱獲によって水産資源が完全に枯渇してしまえば漁業従事者自身も収入を完全に失うことになり、長い目で見れば本人にとっても必要以上の勤勉は自分で自分の首を絞める自殺行為でしかありません。

また、アメリカの農業は「オガララ帯水層」の地下水に依存しており、農業用に大量の水を汲み上げ過ぎたことによって深刻な水不足が発生しています。

アフターコロナ、アメリカは地下水枯渇、中国は巨大人口 2大経済大国の深刻な「水資源」
世界中を混乱に陥れている新型コロナウイルス騒動では、アメリカのトランプ大統領による中国叩きが過熱。米中関係が険悪な状況になっていますが、アメリカと中国が頭を悩まされている問題はコロナだけではありません。人間が生活していく上で絶対に必要なのが

もしもアメリカの農家が全員私のように怠け者だったり無職ニートだったらオガララ帯水層の地下水が枯渇することはありませんでした。

地球資源の利用限界に近づく現代では、勤勉は美徳ではなく人類に破滅をもたらす自殺行為なのです。

勤勉な労働と経済成長によって破壊されている自然環境

また勤勉な労働と経済成長は資源を枯渇させるだけではなく自然環境を破壊します。

農家が大量の水を栽培に使用するアボカドの収穫量を増やし事業を成長させようと一生懸命働いて農地を増やしていくほど、中南米の森林は破壊され地球上の温室効果ガスが増加します。

「持続可能なアボカド」を選ぶために知っておきたいこと。アボカドのプロに聞いた
アボカド栽培で大量の水を使用するために干ばつが起きている、アボカドによってマフィアの抗争が起きている、だからアボカドは「悪魔の実」?目を凝らしてみると、違う風景が見えてくる。

もしもアボカド農家が全員私のように怠け者の無職ニートだったら、森林は破壊されませんでしたし温室効果ガスは現在よりも抑制されていました。

地球資源が枯渇し地球環境が破壊されつつある現代では、勤勉に働くよりも無駄な消費と生産を行わない無職ニートの生き方の方が遥かに立派で正しいのです。

労働に不向きな無能やニートが無理に働くことの害悪については以下の記事で実例も交えて解説しています。

労働に不向きな無能はニートのままの方が社会のためになる
労働に不向きな無能はニートのままでいる方が社会のためになります。 なぜなら無能が働いても逆に周囲の足をひっぱり企業や社会に損害を与えるだけだからです。 無能な無職やニートは逆に働かない方が社会のため 無能な無職やニートは逆に働かない方が社会...

20世紀までの世界では勤勉と成長は人類の美徳だった

このように現代では勤勉と成長は悪なのですが、しかし一般的には未だに勤勉と成長が善であり、働かない怠け者は世間から犯罪者同然と冷たい目で見られます。

これは何故かというと20世紀までの貧しい時代では、将来の地球環境破壊や資源枯渇以前に働かなければ飢えたりひもじい生活に苦しまなければなからなかったため、勤勉と成長こそが生活を豊かにする最大の美徳だったからです。

日本の昔話でも「怠け者が痛い目に会い改心して働き者になる」というパターンの話が非常に多く見受けられます。

まんが日本昔ばなし〜データベース〜 - なんにもせん人の話
昔、ある所に太郎と言うどうしようもない怠け者がいた。 いつもぶらぶら歩いていて、畑仕事はまったくやらない。ある日、太郎は道端で小さな壷を拾う。壷の中には小さな男が入っていて、その男が太郎の家へ連れて行ってくれと言うので、太郎はその壷を家

これは稲作によって集落の食料を賄っていた当時の日本では、働かないことが最大の悪という価値観だったからです。

農耕民族の村社会を飢餓に陥ることなく維持するための最重要ルールが「働かざる者食うべからず」の掟だったのです。

日本の田舎は村社会的価値観で労働を強いる老害が多い

上記で資源の枯渇と環境破壊の元凶は勤勉だと説明しましたが、21世紀の現代で村社会的価値観で労働を強いるのは完全な時代錯誤となっています。

しかし、それにも関わらず日本の世間の価値観は未だに20世紀の段階で止まってしまっていますし、ひきこもり無職やニートをまるで犯罪者であるように扱う風潮が蔓延しています。

ひきこもり無職を犯罪者扱いするマスコミに怒る
ひきこもり無職を犯罪者扱いするマスコミは異常です。 そもそも統計やデータ的にも実際のひきこもり無職は普通の社会人よりもずっと平和で人畜無害な存在です。 8050問題などについて取り上げる昼のテレビのワイドショーをたまたま見てしまい、その偏向...

これは何故かというと日本は極度の高齢化社会なので、物も食料もなく貧しかった20世紀の価値観で物事を考えてしまう老人(老害)が非常に多いからです。

彼ら老害は戦後の貧しさと高度経済成長を経験しているため、一生懸命に働いて物質的に豊かになるということを人生における最重要課題と思い込んでおり、現代の若者のタイムリッチ重視の価値観など全く理解することも出来ません。

マネーリッチよりもタイムリッチが重視される時代の到来
まもなく世界にはマネーリッチよりもタイムリッチが重視される時代が到来する。 人類のテクノロジー発展の歴史から考えてこのことは疑いようのない事実です。 一日中あくせくと働いてお金を稼ぐ会社員よりも、全く働かずに大量の自由な時間を持っている無職...

彼らは怠惰の美徳や怠ける権利を知らないのです。

労働生産性が向上して、それでも同じように働けば、過剰な生産と失業が生まれるのは当然。では、どうすれば?働かなければいいんです!働くこと自体は徳ではない。働かない時間を、価値ある生の時間を得るためにこそ、人は働く。明快に説かれる七十余年前の提言、半世紀前の翻訳が、いまこそ深く胸に落ちる。十五篇の名エッセイ。

「労働」の神格化をあざけり倒し、「1日最長3時間労働」を提唱。120年以上も前にマルクスの娘婿が発した批判の矢が、〈今〉を深々と射抜く。「売られた食欲」等収録。プレカリアートも必読!

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