餓死もない豊かな現代の日本では我慢して働く必要はない

ひきこもりと日本社会

はっきり言って餓死もない物質的に豊かな現代の日本では我慢して働く必要は全くありません。

働きたくない・労働に意味を見出せないなら就職もせずニートになってしまいましょう。

現代の日本ではそれで困ることも特にありません。

貧しい時代や貧しい国では働かないと餓死する

なぜ人は働かなければならないのか?

その答えは非常に簡単で働かなければ餓死してしまい生きて行くことが出来ないからです。

死にたくなければ死なないために働くしかないのです。

終戦後まもなくの焼け野原の日本やアフリカの貧困国など、貧しい時代や貧しい国では庶民は働かなければ最低限の衣食住を得ることも出来ず餓死する他ありません。

だから貧しい時代や貧しい国の庶民は子供でも生きるために働いているのです。

豊かな社会では働かなくても衣食住に困らず生きられる

しかし、逆に言えば現代の日本のような物質的・経済的に豊かな社会では働かなくても衣食住に困ることなく生きていけるということです。

大人になっても子供部屋に住み親のスネを齧り続ければ、ホームレスになることもありませんし、食べ物に飢えることもありません。

全国のホームレスの数も日本経済が停滞し続けたこの20年間ですら約5分の1以下になるなど大幅に減少し続けています。

全国の人数は2003年の25,296人以降、徐々に減少してきている。2011年には、半数以下の10,890人、2012年には1万人を切って9,576人、それ以降もさらに減り、2019年には4,555人となっている。

図録▽ホームレス人数

日本は何だかんだで食うには全く困らない食料に溢れた物質的に豊かな飽食の国なので、以下に掲載されたデータのように肥満率が年々上昇し続けているのです。

そもそも肥満とは?|かろやかサークル
「肥満」とは、太っている状態であって疾病を意味するものではありません。肥満の判定にはBMI(Body Mass Index、体格指数)を用います。

今の日本では50代や60代の高齢ひきこもりが問題視されていますが、それは逆に言えば「無職ひきこもりのままでも50歳まで生きることができる」ということです。

50代のひきこもり 精神科医が語る「脱出の難しさ」 中高年のひきこもり(1) - 日本経済新聞
「子どもの将来を考えると不安で眠れない」「自分が生きているうちに何とかしなくては……」。以前は若者の問題だった「ひきこもり」が長期化し、ひきこもり当事者の年齢が高齢化した結果、80代の高齢の親が50代の子どもの生活を支えるという状況が生まれ...

織田信長が好んだ敦盛という舞で「人間五十年、化天のうちをくらぶれば、夢まぼろしのごとくなり」という一節がありますが、昔の日本人の寿命は50年程度だったのです。

人間五十年(にんげんごじゅうねん)とは? 意味や使い方 - コトバンク
故事成語を知る辞典 - 人間五十年の用語解説 - 人生が短いことのたとえ。 人間、五十年、贅ぜい沢たくをして、食って過ぎるだけなら、何も盗ッ人なんて、短気な世渡りをするにゃ当らねえぜ[吉川英治*雲霧閻魔帳|1933] 伝統芸能の一つ、幸こう...

つまり現代日本はずっと働かずにひきこもっていても天寿を全うできる社会だということです。

それだけ現代の日本は非常に豊かな社会なのです。

働かなければ手に入れられないものは妻と子供

ただこのように非常に豊かな現代の日本でも働かなければ手に入れられないものがあります。

それは妻と子供です。

女性なら働かないニートでも30歳未満で若ければ結婚することが出来ますが、成人男性は正社員として働いて人並みの稼ぎがなければよほどのイケメン以外は恋愛も結婚もほぼ不可能です

ひきこもりニートの男は結婚できないが女なら結婚できる
ひきこもりニートの男は結婚できないが女なら結婚できる。 残酷ですがこれが世界の真理です。 そもそもひきこもりの男は結婚相手以前に彼女を作ることすらできません。しかし、現代では彼女がいないひきこもりでも十分に幸せになれるので、結婚は諦めて違う...

つまり男に生まれて結婚して子供が欲しいと思うなら、ちゃんとした会社に就職して働かなければいけないということです。

結婚したい恋愛弱者男性は正社員就職してお金を稼ぐしかない
学生時代にモテなかったのにどうしても結婚したい恋愛弱者男性は、正社員就職して人並みにお金を稼ぐしかありません。 なぜなら女性はお金目的でしかわざわざ冴えない非モテ男の相手をしないからです。 これが現代日本の現実です。 ひきこもりニート非正規...

負け組の男は真面目に働いても結婚できない社会になった

しかし、ここで問題なのは、現代の日本は真ん中より下の負け組の非モテ男は真面目に働いても恋愛も結婚もできない世の中になったということです。

以下の記事で説明しているように、日本の若者達の間で閉塞感が広がっているのもこの恋愛問題が原因です。

日本の若者が閉塞感に苦しむ理由は真面目に働いてもモテないから
日本の若者が閉塞感に苦しむ理由は真面目に働いてもモテないからです。 真面目に働いてもひたすら暗い洞窟を進むような退屈で辛い人生しか見えないために、「このまま一生働かなくていい」と就職を拒否してひきこもりやニートを続ける若者が増えているのが2...

これは日本が貧しくなったから(非正規雇用者が増えた・平均収入が伸びない・経済が停滞している)ではなく、むしろ日本が豊かになったからです。

なぜかというと以下の記事で説明しているように、社会が豊かになるほど女が男に高望みするようになり恋愛や結婚が難しくなるからです。

少子化の原因はお金の問題ではない!豊かな国ほど結婚は難しい
少子化の原因はお金や経済的な問題ではありません! むしろ国が経済的に豊かになるほど、特に女性が「お金持ちの男じゃないと嫌だ」「普通の男性がいい(平均以下の男は嫌だ)」と異性に高望みするようになり、恋愛も結婚も難しくなり少子化が進むのが真実で...

真ん中より下の負け組非モテ男は真面目に働く意味がない

現在の日本はとても豊かな社会です。

社会が非常に豊かになったお陰で、働かなくても飢えることはありませんし衣食住に困窮することもありません。

また逆に社会が豊かになったせいで、真ん中より下の負け組非モテ男は真面目に働いても結婚することが出来ません。

このような社会では、真ん中より下の負け組非モテ男は働く必要も働く意味もありません。

人並みの幸せの為に働くくらいなら一生独身でいい無職ニート
彼女や結婚や子供などの人並みの幸せを手に入れるために働くくらいなら一生独身でいいと思っているのが無職ニート男の思考です。 以下の記事に書いているようにガチの無職ニートは「働くくらいなら死んだ方がマシ」と本気で思っています。 社会復帰を拒否し...

働かなくとも特に困らないし、働いたとしても何も得られるものはないからです。

以下の記事で説明しているような日本のサラリーマン労働のコスパの悪さや労働環境の悪さを考えると、真ん中より下の負け組非モテ男は働かないのが一番合理的なのです。

日本のサラリーマン労働はコスパが悪い!ニート暮らしが正解
日本のサラリーマンの労働はコスパが悪いので、日本人に生まれたら親のスネを齧ってニート暮らしするのが一番正解の生き方です。 とはいえ親の経済力にそれほど余裕がない庶民の家庭の場合、ずっと無収入で暮らしていくことには将来の不安を感じてしまう方が...
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正社員には全員に8時間労働で週5勤務の社畜を強いる日本企業は異常です。 社畜正社員として身を粉にして会社に人生を捧げるか、年収200万円以下の低賃金で将来も不安定な派遣やフリーターになるか、もしくは社会不適合者扱いの無職ニートになるか。 ほ...

また、以下の記事でも説明しているように日本はコンテンツ産業が非常に発展していて、疑似恋愛コンテンツもとても充実している国です。

娯楽コンテンツの溢れる時代はニートや生活保護が勝ち組
現代のような娯楽コンテンツの溢れる時代は無職ニートや生活保護受給者が社会の勝ち組です。 なぜなら世の中に面白いコンテンツが大量にあり過ぎると、毎日会社に通って仕事をしているサラリーマンは時間が足りずに面白いことや楽しいことを消化しきれないか...

日本ではこのような疑似恋愛コンテンツを消費することで、恋愛や結婚にこだわらなくともそれなりに幸せに生きて行くことが出来てしまいます。

引きこもりが彼女を作るのは不可能だが幸せにはなれる
引きこもりが彼女を作るのははっきり言って不可能です。しかし、彼女がいない引きこもりでも幸せになることは可能です。 以下の記事でも説明しているように、 引きこもりには恋の出逢いが全くない 引きこもりには出会い系サイトを利用する勇気もない 引き...

真ん中より下の負け組非モテ男は働かずにニートになりこのような疑似恋愛コンテンツを消費しながら楽しく生きるというのが、現代日本ではコスパ的に最も正解の生き方と言えるでしょう。

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